話題の赤いスーパーフード ビーツが持つ栄養素の機能性

一見、赤カブに見えるビート。美しい深紅色が特徴のビートは、海外では食用として人気があり、ボルシチの材料として有名な食材です。他にも蒸し焼きやゆでてサラダとしてもおいしく食べることができます。ビートの栄養成分は、カリウムや鉄、葉酸など様々な栄養素が含まれており、近年スーパーフードとしても注目されてる栄養価値の高い食材です。ビーツの赤色はポリフェノールの一種である「ベタレイン色素」によるもので、この「ベタレイン色素」は強い抗酸化作用を有し、 老化防止、シミ・しわ防止効果が期待されます。ミネラル類のカリウムは体内の水分量を調整する働きがあり、むくみ防止にも効果的です。また、鉄や葉酸が含まれていることから貧血予防の効果も期待されます。さらに、食物繊維も豊富であることから、腸内環境改善効果も期待できる食材として近年注目を集めています。
(神戸女学院大学 高岡素子教授監修)

前の記事へ 一覧へ戻る 次の記事へ