この記事をシェア
白米にはないビタミンやミネラルがたっぷりで腸内環境を改善する 玄米が持つ栄養素の機能性
玄米は、もみ殻を取り除いた米粒で、糠層が残っているのでほんのりと黄色みがあります。玄米は糠層や胚芽が残されているため白米と比較して、脂質、食物繊維、ビタミン含量高いことが特徴です。栄養成分では、ビタミン類ではビタミンB1、B6、ナイアシン、ミネラルではマンガン、マグネシウム、鉄、リンなどが豊富に含まれ、美容や健康に嬉しい栄養素が豊富に含まれています。また、食物繊維では不溶性繊維の割合が高く、腸内細菌にもよい影響をもたらすと考えられます。
ただし、玄米は消化吸収率は低いので、胃腸が弱い方はおかゆなどにして食べることをお勧めします。また、玄米をわずかに発芽させた「発芽玄米」はGABAなどの機能性成分が高く、玄米よりも柔らかく食べやすいことも注目されています。
（神戸女学院大学 高岡素子教授監修）
（神戸女学院大学 高岡素子教授監修）