最も栄養価の高い生食果実 森のバターと呼ばれるアボカドが持つ栄養素の機能性

食卓に当たり前に並ぶようになって久しいアボカドですが、野菜ではなく果物に分類され、「世界一栄養価の高い果物」としてギネスブックでも認定されるほど高い栄養価を持つことから、スーパーフードとしても知られています。果肉の約20%が脂質で構成され、森のバターとも呼ばれ、不飽和脂肪酸のオレイン酸が多く含まれるため、善玉(HDL)コレステロールを減少させることなく、悪玉(LDL)コレステロールを減少させる効果が期待できます。また、食物繊維の含有量も高く、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がバランスよく含まれることから腸内環境を整え、便秘解消にも適する食材です。さらに、抗酸化成分であるルテイン、ビタミンEも豊富に含まれています。
(神戸女学院大学 高岡素子教授監修)

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